雨滴粒径分布計 (Disdrometer)

2001/08/23

雨滴の衝突信号から雨滴粒径を決定し、その個数をカウントすることで雨滴粒径分布を得る機器。
HyARCでもセンサ部に圧電素子を利用した衝突検出型のDisdrometerを作成。
Distromet社の衝突型のDisdrometer (sensor: coil)と比較した。

他にも、光学式、ビデオ式があるが、Distrometが広く使われている。


Distromet社製Disdrometerの結果(左:08/21 右:08/22)

地球水循環研究センター(HyARC)製Disdrometerの結果(左:08/21 右:08/22)


厳密な校正はしていない。
雨量

パス雨量計(50GHz電波減衰、経路間距離800m) このページ内のパス雨量計の結果は補正していない値です!

Distromet雨滴計から計算した雨量

HyARC雨滴計から計算した雨量

赤:2001/08/22 緑:2001/08/21
横軸:時刻[sec] 縦軸:雨量[mm/h]

パス雨量計が過大評価しているが、どちらが正しいか未検討。
パス雨量計はアンテナが濡れ受信電力が減衰するので過大評価になる。
また、強風時に雨滴計が正しくカウントできるかも検討が必要。

HyARC vs Distromet雨滴計(08/22)

横軸:HyARC 縦軸:Distromet
08/21の相関はあまりよくない。時刻にズレがあるため?
相関の良い08/22だけ張り付けておきます。


レーダエコーと08/22 05JSTのGMS画像